リフォームで和室をモダンに 伊万里焼き

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リフォームで和室をモダンに 伊万里焼き

 
伊万里とは現在の佐賀県有田町周辺で焼かれた磁器で、伊万里港から国内外に運ばれたことにちなむ呼び名です。

日本初の磁器は1610年代に有田西部の陶器の窯、唐津で焼かれました。
朝鮮半島の技術に始まった伊万里焼は当初、染付を主体としており、色絵の技術がなかったようです。

しかしその後、中国からの技術導入や海外貿易の開始により、初期伊万里(1600年代の10〜40年代)に続き、色絵磁器は40年代から、そのうち柿右衛門様式(70〜90年代)、藩の御用品である鍋島焼(17世紀半ば〜19世紀)、金襴手(きんらんで)様式(1690年代以降)と、その作風を発展させてゆきます。

 

本作は豪華絢爛な作風を特徴とする金襴手の大作です。
金を上絵付に用いたこの技法は16世紀に中国の景徳鎮窯で生まれ、1世紀の時を経て日本で流行しました。

当時、中国磁器は世界各地で珍重されていましたが、明朝が滅び清朝が誕生すると、明朝再興を掲げる鄭成功ら抵抗軍の資金源を断つため、清朝は貿易を禁止しました。
内乱で二大産地の江西省の景徳縝窯と福建省の漳州窯は荒れました。

中国磁器の輸出が断絶する中、オランダ東ィンド会社が目を付けたのが伊万里焼でした。

金襴手は相当数が欧州に輸出されたが、日本国内の富裕層からも、大いに愛された焼きものです。